(福)近江ちいろば会

「グループホームぼだいじ」では、毎年１回、入居者様とご家族様、職員とで一泊の旅行を行っています。
今年２００８年は、９月２０日～２１日に、大津の琵琶湖ホテルへ行きました。
早いもので、５回目を迎えることができました。

今年は、外泊中のお一人を除いた入居者様１７名全員と、ご家族様、職員、総勢５０名でにぎやかに出かけることができました。
昨年以上に多くのご家族様にお越し戴き、遠方からいらっしゃった方や、お孫さんがいらしたご家族がおられたりと、とても嬉しく思いました。



いつもとは違った雰囲気や、琵琶湖を一望できるお部屋や温泉に、中には少し戸惑われる入居者様もおられましたが、とても楽しい時間をお過ごしくださり、大満足して戴けました。

「ええ眺めやなぁ」と、話しながら温泉につかってほっこりした後、５０名での大宴会となりました。

ご家族様に乾杯の音頭をとって戴き、みんなで「かんぱーい」とグラスを鳴らしました。
普段のグループホームでの食事とは違うオシャレな洋食に、喜んで戴くこともできました。


お食事の後半は、恒例のカラオケ大会です。
入居者様の歌声に自然と手拍子が起こり、家族様もたくさん歌ってくださり、終始あたたかな雰囲気の中で、盛り上がりました。
息子さんと参加されたある入居者様は、息子さんの歌声に、普段は見られないと、誇らしげな表情で目を細めておられました。

今回の旅行でも、日頃なかなか聞けないお話を、ご家族様から話して戴けました。
また、職員に労いの言は葉もかけて戴き、とても嬉しく、得るものが多い時間になりました。


年々お年を重ねられ、体が段々と弱っていかれる入居者様もおられる中ですが、こうしてご参加して戴けたのも、たくさんのご家族様のご参加があればこそと思います。

一泊旅行に行ったことを何となく覚えておられる方あり、忘れておられる方あり、「来年もいきたい」とおっしゃる方ありと様々ですが、今回の一泊旅行に限らず、入居者様がご家族様と共に笑顔で過ごして戴ける時間を、これからもたくさん作っていきたいと思います。